【誰もいない場所で・・・〜礼文島町営牧場にて〜】

上の写真は礼文島の町営牧場と呼ばれている場所。
でも、『牧場』と言っても実はここには牛も馬もいなかったりする。
正確に言うなら、ここは『牧草地』らしい・・・

礼文島には最北端の湖である久種湖の湖畔に、これまた最北端の牛乳が搾られる道場牧場(『どうじょうぼくじょう』と読む。決して『みちば』ではなかったりする)さんで、牛たちの食べる牧草をここで刈り取っているらしい。
ですから、この写真の真ん中にある塊は刈り取った牧草の塊です。

この場所は自分も何て呼ぶ場所なのかは実は知らなかったのだけれど、私よりももっと古くから礼文島に足を運んでいた人の写真の中にこの場所が『町営牧場』って名がつけられていたので、自分でもそう呼んでいたりします。

で、この場所・・・ 礼文島の観光マップとかには載っていることは稀だと思うし(多分、ないかもしれない)、まあ観光スポットではないので分からない人も多いかも。
簡単に言うと、島の最北端のスコトン岬へと向かう道を走っていくと、途中の浜中という集落で澄海岬のある西上泊へ向かう分岐があって、その道の途中に広がっているのですが・・・
地図がないとピンと来ないかも知れない。

どっちにしても知名度なんて全然ない場所。
この近くには『レブンアツモリソウ』の群生地っていうか保護地区があるので、その季節(5月下旬〜遅くても6月中旬あたりまで)だとそちらに足を止める人はいるんだろうけれど、こちらに足を踏み入れる人はまずいない。

でも、個人的にはこの場所って結構好きだったりします。
そんなに広いとも言えないこの島の中では、なだらかに広がる草原が『広い北海道』を感じさせてくれたりとかするし・・・

そんなわけで、この場所では誰も来ないことをいいことに、よく昼寝なんかしていたりしました・・・
ただ、 草を刈り取る前の状態だと、身体が草に埋もれてしまって大変なので、刈り取った後の場所で寝転んでいましたが。

ここで寝転びながら、ぼーっと空を見上げて雲がどんどん動いていくのを眺めていたり。
ちょっと歩いて奥の方まで入り込むとほんとに静か。
道路の方を見れば、澄海岬へと向かう観光バスや車なんかが時々通るのが見えたりとかするんだけれど、音なんかは聞こえてこない。
自分の耳に届くのは、風の音とかヒバリがさえずっているのとか・・・そんな程度。

この景色っていうか空間と時間を独り占めしてる気分に浸れるもんです。

そんなに知られていないけれど自分にとってはお気に入りの場所。
長く旅していたりするとそんな場所が少しづつだけれど増えてきたりする。
それが、自分自身をちょっとだけ気持ちが豊かになれる気にもさせてくれたりします・・・



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