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またまた北へ…
〜奇妙な二人旅〜
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第1話
またまた北へ・・・
(2000.1.3 up)
 
第2話
小樽の夜・・・
(2000.3.18 up)
 
第3話
小樽から富良野・美瑛へ
(2000.3.20 up)
 
 
第5話
決裂。そして…
(2000.4.15 up)
 
第6話
最果ての島へ・・・
(2000.4.18 up)
 
第7話
いきなり…歩く!
(2000.5.27 up)
 
第8話
初めての「とほ宿」
(2000.6.4 up)
 
 
第10話
ついに船出…
(2000.7.2 up)

第5話 【決裂。そして…】

さて、十勝岳温泉からまた富良野まで降りてきた私たちだったが、これから先の予定が色々と問題があった。いつまでも道央にお互い居たくはなかった。先へと進みたかった…
でも、その行き先でついにお互いの意見が分かれることとなってしまった。
彼はずっとからかねて行きたいと思っていた道東の方へ想いが…
私は昨年の旅でふと脳裏をかすめる地名があり、道北へと向かいたかった。

ついにここまでか…奇妙な二人旅は。
元々、二人で旅を続けていこうというつもりで始まった旅ではなし。
なんとなく普通の旅館とかは一人より二人のほうが部屋も取りやすいというか無駄がないかなって程度で行動を共にしていただけだったしね。
大体が一方はバイクでもう一方が列車でなんて形で最後まで行動は共にするのは無理もあったしな…

そんな感じで二人はついにそれぞれの道へと…
って言ってるが、別に喧嘩別れをしたわけではなかったし、お互いが元々一人旅が基本でこうして二人で行動を共にすること自体が特別だっただけ。
実際には、何気なくお互いが行きたいところを言った時に自然と『じゃあここからは別行動だな…』って軽い雰囲気だった。
でも、また帰りは一緒に帰ろうかって事で4日後に釧路のフェリーターミナルで待ち合わせって事で二人は別々の行動をとることにしたのだった。

さて…
一人になった私は上富良野の駅で考える。
行きたいなって思っているところは決まっていた。
それは昨年に稚内まで行ったときに出会った人の一言だけで、なんとなく礼文島っていう場所に行ってみたいと思っていた。(ことの詳細は 
“さらに北へ・・・〜青春18きっぷ各駅停車乗り継ぎの旅〜”編 第7話『神戸の学生に聞いた話』 を参照)
その時にとある宿の話も聞いていたので、折角行くならそこに泊まってみようかと思い、その宿に部屋が空いているか確認の電話を入れてみる。
現在、上富良野でフェリーの時間を考えると今日中には島には渡れないので、明日部屋が空いているか尋ねてみると…

『明日は満室ですね〜』

へ?満室…礼文ってそんなに宿泊のキャパシティがないのか?それとも別に理由があるのだろうか?
なぜか私はムキになってしまったのか次の言葉を発してしまった。

『じゃあ…明後日は部屋空いてます?』
『それなら空いてますよ〜』

あ…明後日に部屋が取れてしまった。
ってぇことは…日程を考えると今日はどこかで時間をつぶして明日の夜行で稚内まで行く。
そして朝一番のフェリーで礼文へ渡る。
そして1泊で稚内に戻り釧路へ…って、その日のうちに釧路までは行けないから札幌泊で翌日向かうか夜行で行くかしかない。それでフェリーに間に合う…か。
なんか危ういスケジュールだな…

折角、船に乗って礼文へ渡って1泊で出なけりゃいけないのも気がかりだったけれど、まぁその時はとりあえず行ってみるだけって思っていた。
そんなに大きい島でもなさそうだから1泊でも十分かもって気持ちもあったし…

それより今晩をどこで過ごすかが問題だな…どうしよう??
札幌に宿を取るのか、それとも…
結局、私の取った行動は旭川泊だった。

まずは上富良野から旭川へ…そして札幌へ向かった後に旭川までまた戻ってその晩の宿を探した…
旭川の駅前に『ステーションホテル』なるところが素泊まりで3000円とかだったので、そこに決める。しかし…地方の『〇〇ステーションホテル』ってのは名ばかりのところが多い。
これは後日に全国を旅したり出張とかで、そういう名のホテルに泊まるたびに思うことだった。
まぁ、寝るだけだからね。あんまり贅沢は言わないようにしておこう…

さて、明日はここから稚内まで夜行で行って翌朝のフェリーで礼文島か。
考えてみると稚内までは夜行でなくても昼の列車で行って稚内泊の後に翌朝のフェリーって考えもあったはずなのだが、その時の私はそこまで考えていなかった…
旅の資金が結構乏しくなりつつあることもあったのかも知れない。
でなけりゃ、1泊3000円とはいえホテルとは名ばかりで実際には簡易宿舎とでもいうべきような宿
に泊まったりもしないか…

しかしまぁ…1日待って行くほどの価値のあるような場所なんだろうか?礼文島って…

[
続く・・・ ]