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第2話 【地獄に仏(?!)いやっ!天使だっ!(爆)】
朝は非常に苦手な私が4時には起きていた!
というか寝たの3時過ぎだったから寝たとは言わない。うつらうつらとしていたら出発の時間になっただけ。
前に家出のように旅に出た事が会った経験から、親に挨拶してから行こうと思ったが、まだ眠っていたので置き手紙だけ置いておいた。
『旅に出ます・・・多分帰って来るから。それでは!』
この文章は今思えば何か文章おかしい・・・ やはり家出に近い置き手紙だよね・・・これって!
まあ良い!あんまり細かく説明するのが面倒だっただけなのさ!
じゃあ・・・いざ出発!!
私が住んでいた所はJR横須賀線のとある駅の近くだった。そこの始発は5時過ぎである。
そのまま東京へは6時前に到着するので、山手線で上野へ行く時間も含めれば6時10分過ぎの上野発の電車でもあればいい。当時、確かその位に上野を出る列車があって、慌てて駆け込んで乗りこんだ。
取りあえずは乗り込んだし・・・一安心♪
のはずだった・・・でも、各駅停車の旅には、いずれ『乗り継ぎ』という行為が否応無しに待っている。
次の電車との待ち合わせ時間が適度にあればいいのだが、時刻表を見る限りそれが“1分(!!)”なんてのもあったりして、先行きはかなり大変・・・
各駅停車を『先を急がない旅』に使うならいいのだが、私は『各駅停車を乗り継いで何処まで行けるか』なんていう今なら『鉄腕DASH』あたりでやりそうな企画(!)をしようとしているのである。
私の乗った列車は宇都宮止まりだった。ここからは黒磯へ行く列車に乗り換えなければならない・・・
黒磯という駅ではここから使用する電車が変わるので(何故なのかは私知っているが、鉄道に詳しい人に聞いて下さい『デッドセクションって何?』とか聞けば答えてくれるはず)、宇都宮からは黒磯止まりよ余儀なくされる。
ここまでで9時近く・・・次の列車まで30分近くあったので、やっと遅めの朝食を・・・
こういうタイプの旅をしていると、食べれる時に食べておかないと大変な事になるから・・・それは後ほど痛感する事になるのだが・・・
さて、ここからはひたすら各駅停車の乗り継ぎが続く・・・
黒磯−郡山−福島−仙台と乗り継いできて、午後1時過ぎ。
本来ならここで昼食を摂っておくべきなのだが、先を急いで焦った私はそのまま一ノ関行きの列車に飛び乗ってしまった。
これが失敗の始まりだった・・・
この列車、何故かギュウギュウ詰めのラッシュ並みの混雑だったのである!
仙台って都市はやっぱ大きいんだなぁ・・・なんて感心してる場合ではなかった。
こちらはすきっ腹で力が出ないのに、今後何処で空くのか分からないまま立ち続けなきゃいけない・・・
荷物を網棚に載せようとした時だって、空腹と電車の揺れで『ふらぁぁ〜』って、いつまで経っても載せら
れない始末。周りの人は笑ってるし・・・
見るに見かねて2人ほど荷物を載せるのを手伝ってくれた。でも、そこで一言・・・
『やっぱ都会の子は力がないのねぇ〜』
違うんだってば・・・腹減ってるだけだってば・・・
でも、なんだかんだと言っても仙台の人は親切だった。
あまりにふらふらで立っている私を見かねて、二人で並んで座っていた女子高生の一人が席を譲ってくれた
のである。その上・・・
『本来は立ってても絶対大丈夫なんだけど・・・今、すげー腹減っててさ・・・』
なんて言ったら、彼女はバッグの中をごそごそをと探しはじめ、入っていた菓子パンを私に
『食べていいよ♪』
ってくれたのでした・・・
うぅぅ・・・地獄に仏とはこの事!いや・・・女の子だから天使だな!
彼女達は途中の小牛田という駅で降りていった。十分にいや十二分に彼女らにお礼を言っていたら、列車はまた先へと進んでいった・・・でも、何か忘れてる事が・・・
『あ!住所とか名前とか聞いておくの忘れたっ!』
ま、いいか・・・ナンパの旅では無いんだし・・・大体ナンパするのに行き倒れを助けてもらうなんてやり方する奴はまずいないだろう。
名前も何も知らない人との出会いってのも旅の醍醐味さ〜♪
一ノ関まではあと1時間弱・・・
今度こそはきちんと何か食うぞっ!
[ 続く・・・
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