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家出じゃないのよ旅なのよ・・・プロローグ
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第1話
家出じゃないのよ・・・
(1999.3.12up)
 
第2話
未成年なんですけど・・・
(1999.3.18up)
 
第3話
物乞いじゃないのよ・・・
(1999.3.23up)
 
第4話
初めての船旅・・・
(1999.3.27up)
 
第5話
函館の街・・・
(1999.4.2up)
 
第6話
いざ・・・家路へ??
(1999.4.12up)
第5話 【函館の街・・・】

船は函館の港に着いた・・・
人の流れはそそくさと、再び列車に乗り換えるためにホームへと続いていた。
なんとなくぼーっとしてた私は、そのまま流れに巻き込まれて気がつきゃ函館駅のホームに立っていた。
えらい混雑である・・・何故か函館のホームってここが道内への玄関口なはずの割には狭かった・・・
札幌へ向かう列車は混雑が激しい・・・とてもじゃないが乗り切れる状況じゃない。
列車は満載・・・乗り切れない人がホームで次の列車を待ってるが、なんかホームから溢れ出しそう・・・

この列車に乗れば、夕方には札幌には着くのだが・・・ もっと北へと急ぎたい気持ちもあったけど、函館の街だって考えて見りゃ初めてだねぇ・・・って事で、先へと進むのを諦めて途中下車することに決定!
函館の街は・・・自分の住んでる横浜に近いものを感じる。港町で坂が多い・・・
それはその後に訪れた小樽や神戸、長崎なんかも同じ『匂い』を感じたけど・・・

でも、実際はその時観光地巡りよりまず・・・昼飯だったけど。
函館駅の横に市場みたいなとこがあって、そこで安い食堂を見つけたのでそこで昼飯。
思えば昨晩は立ち食いそば・・・今朝はおばちゃんに貰ったおにぎりにまたそば・・・何とも貧しい食生活である。
かにめしやイクラ丼なんかもあったが、そりゃ・・・高級すぎる!!何か魚の定食とかもあったけど、その頃はあまり魚は食わなかったからなぁ・・・今ならまず新鮮な魚が食えるならそれを頼むが・・・
そんなこんなで頼んじゃったのが『生姜焼定食』・・・
そんなもん・・・わざわざ北海道で食うもんじゃないだろっ!!って話もあるのだけれど、当時はただの家出・・・じゃなかった・・・観光目的の旅行じゃなかったから・・・食いたいものを頼んだだけさ!

とりあえず腹がふくれたら・・・昼寝・・・じゃなかった!散策でもするかいねぇ・・・って感じで、函館山に登ろうかと思ったがあれはやっぱ夜かな??とも思ったので市電に乗って函館めぐりである。別に幕末の話に興味があったわけじゃないが五稜郭行ったりとか・・・
自分は結構、市電の走ってる街も好き。
今は残ってるのは函館と札幌と・・・あとは富山とか広島とか・・・だいたいそういう街はその後訪れた事があるかも知れない。広島は・・・その後の修学旅行だったが・・・

結構、『ぼけぼけぇ〜』っと過ごしてても時間は過ぎていく・・・気がつきゃ夕方から夜である。
その時間で大事な事といえば・・・夕飯と寝る場所である。
夕飯は適当なとこでかっ食らえばいいのだが、一番肝心な寝床の確保は全く考えてなかった・・・
いったいどうするんだ??
選択肢としては・・・@ 函館の街で宿を探す A 夜行列車で北へ向かう・・・等があったが、何故かせっかく函館まで来てたのにまた B青函連絡船で戻る・・・を選んでしまった。
船の出港時間は夜の12時過ぎである・・・ それまでは自由だ・・・何しよう??
やっぱ腹ごしらえか・・・(??)
食う事しかないのかっ!って話もあるが、どんなリッチな旅でも貧乏旅行でも食う時には食わなきゃいけないから、1日に3回は考えなきゃいけないもんだ・・・

ただ、それほど美味いものめぐりをしてるわけじゃないから面倒くささがつきまとう・・・ 気がつきゃまたそば屋でそば食ってるし・・・
でも、ちゃんとそれぞれメニューは変えている・・・昨晩は『かけそば』・・・今朝は『月見そば』・・・今晩は奮発して『天ぷらそば』である・・・
どーでもいーだろっ!そんな事はっ!・・・失礼しました・・・
ま!そんな感じでその後は『100万ドルの夜景』と名高き函館山からの夜景を見て・・・これは一人で見るもんじゃないや・・・みなとの見える丘でも、六甲の夜景もそうだけど・・・カップルが多かったっす。

さてさて・・・函館は完全とは言えないが満喫した・・・これからまた船に乗って本州へ逆戻りである。
私の旅はこれで終ったのか??


[
続く・・・ ]