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家出じゃないのよ旅なのよ・・・プロローグ
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第1話
家出じゃないのよ・・・
(1999.3.12up)
 
第2話
未成年なんですけど・・・
(1999.3.18up)
 
第3話
物乞いじゃないのよ・・・
(1999.3.23up)
 
第4話
初めての船旅・・・
(1999.3.27up)
 
第5話
函館の街・・・
(1999.4.2up)
 
第6話
いざ・・・家路へ??
(1999.4.12up)
第4話 【初めての船旅・・・】

そして、私は青函連絡船の乗り場までせっせと歩いていた・・・
でも、遠いのである。今はもう既に歴史の幕を閉じてしまった青函連絡船。懐かしく思えるものもあるけど、当時はただひたすら『めんどくせぇなぁ〜』と、思えるほど乗り場までが遠い・・・
列車のホームから階段を上り・・・ひたすら乗り場までの跨線橋を歩く・・・すると、古ぼけた待合所が待っていた。
当時は青函連絡船も既に往時の勢いなどなく、うらぶれた寂しい感じ・・・
何でかな?と思ったら薄暗いのである。照明はあるはずなのに・・・雰囲気も含めて明るさがないのだった。

船が出るまで、1時間以上待たされた・・・しかも、定員が決まってるのでそれにあぶれれば次の便になる。
夏休みの時期だから、どうかなぁ〜と思ってたら私は次の便にまわされた・・・
何故って?? それは自分が“並んで待つ”ということが苦手だから、あっちをふらふら・・・こっちをうろうろ・・・なんてやってたから、さあ、乗船です!というときに、その列にはいなかったから・・・
ほんとに並ぶのは勘弁して欲しい・・・何でみんな並んで待ってられるのだろう?
今でも、行列が出来てると『おや?』と思うが、並んで待とうとはまず思わない・・・ 例えばそれがうまいと評判の店だったとしても・・・ 少なくとも一人じゃ並ばないな・・・
万事がそんな調子だから、どどーーっ!とみんな船に乗り込んだあと、次の船を待つ列の先頭グループで悠々と待つ事になって、荷物だけ置いてまたうろうろ・・・
別に特に見るべきものなんかなかったはずだったが。

そして乗船の時間になった。そそくさと列が動き出す・・・ なんか巨大な列が動いて船に吸い込まれていくかの様に気がつきゃ船の中。
よくよく思えば、“初めての船旅”なんだ・・・これは。
まずは『船内探検♪』である!荷物を適当なとこに置いてまたうろうろ・・・
結構デカイ・・・ 確か5000トンクラス位の船だっただろうか?既にこの辺は記憶があやふやなので・・・
自分のいる2等は座席とカーペット敷のところがあった。普通のフェリーと違うところは、当時国鉄だった事もあるが1等に当たるのが『グリーン席』になる。だから正確には2等も『普通席』なんだろうな。
食堂なんかもあったし・・・ その時に乗った船にはなかったが、後日乗った船には『寝台室』みたいなのもあったような気もするし・・・ そして、風呂はなかったが『シャワー室』はあった。これは後日お世話になった・・・
ざっと見回した限りでは、装備はその位だったかな??
青森−函館間は4時間ほどだから、長距離フェリーでもなく・・・短距離でもない・・・なんとも中途半端な距離と装備ではあったなぁ・・・ それは、その後に短距離(せいぜい2時間ほど)や長距離(30時間!はぁ・・・)のフェリーにも乗る機会があったから比較出来たのだけれど。

船の中で・・・何か面白い事はなかったのかって??
この時はなかったですね・・・
でも、何回かこの青函連絡船もその後乗る機会はあったので、その話はその時が来たらって事で。

そうして、なんだかんだと船は進んで函館に近づいてきた・・・
『♪はぁ〜るばる 来たぜ はこだてぇ〜っ!』って唄ったかどうかは知らない。
だいたい古すぎっ!! まぁ、青函連絡船そのものがもう既に知らない人も多いでしょうから、許して・・・
初めての船旅の感慨よりも、『初めての北海道』が見えてきた事の方が感慨は深かったかもしれないな・・・


[
続く・・・ ]