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【カレーの中に・・・(?!)】 〜礼文島ぐるめ日記シリーズ・その6〜
私が礼文島でお世話になっていた宿での定番メニューは、先日公開した『ほっけのちゃんちゃん焼き』の他にもいくつかあったりしました。
大体、これらのローテーションとしては1週間ほど。
ですから、7連泊あたりまでしていればいくつかある定番メニューには必ずといっていいほどあたることができることにもなります。
私が礼文島に長々と滞在していた頃のお話。
その日は、夕飯の時間が近づいた頃にはカレーの香りが宿中に漂うようになっていた。
((・・・ふーん・・・今日はカレーか。まあ一般的だよな・・・))
まあ、多いときには何十人分とか作らないといけない食事の中にはこういうメニューも時にはあるよな・・・
なーんてごく普通に考えていた私。
やがてその夕飯の時刻がやってきた。
一応、夕食の前には宿のオーナーから今日の夕食の1品1品についての説明があったりします。
というのも、中には北海道だけとか礼文だけでしか目にすることもないような食材だったり料理だったりが出てくることも多かったので、なんだかわからないけど美味いね〜ってだけじゃなくて、自分が何食ってるかくらいはわかって欲しいという配慮(?!)だったのかも知れない。
そして、今日の夕飯のメインメニューの説明がオーナーの口から発せられた。
『今日のメインメニューは“タコカレー”です』
え・・・タコカレー・・・それってタコのカレー・・・だよね(そのまんまだけど)
うーん・・・カレーにタコって合うんかいな??
少なくとも、今までタコをカレーに入れるってのは聞いたことは無かったな・・・そんなに長い人生生きてはいなかったが。
私の頭の中に、ちょっとだけ『ミスマッチング』という言葉が思い浮かんだ。
そんなことを思いつつも、食堂のテーブルの上に置かれていたカレー皿にはまだ何もよそられていなかったので、まずは自分の好きな量のご飯を盛って厨房までいってカレーをかけてもらう。
カレーをよそうオーナーからは
『もっとタコいれるか??』と。
『いえ・・・とりあえずこんなもんでいいです・・・』と私。
カレーに入ったタコがどんなもんだか、まだ分からない以上は無理しないに越したことはない。
そして、カレーを口に運ぶ前にオーナーからの注意事項が告げられる。
『刺身などはカレーを食べる前、できれば白いご飯のところで食べてくださいね』
この宿では、毎晩の食事には必ず刺身などの魚介類も食事の一品としていくつか添えられていて、それはイカだったりホタテだったり、鮭のルイベだったりソイやさまざまではあったが・・・
確かにカレーを口に運んだ後じゃ、折角の味がわからなくなってしまう。
まあ、私の場合はとりあえずビールのツマミとしてその刺身類を平らげておいて、それからそのタコカレーなるものにチャレンジしていった。
カレーの見た目は、ごくごくノーマルな感じではあった。
その中にちょうどサイコロステーキ程度の大きさのブツが・・・これがぶつ切りにされたタコらしい。
まずは普通のカレーの部分をご飯と一緒に口に運ぶ・・・まあ普通のカレーの味。特に変わったところはない・・・
そして、例のぶつ切りのモノを今度は口へ・・・
ん・・・?
思ったより柔らかい食感。
どうも、タコって煮込むと硬くなっちゃって、くちゃくちゃといつまで経っても噛み切れないなんてことがあったりこととかあったりとかしたのだが、こいつについてはそれがない。
味のほうも、カレーの中のタコって実は違和感はない。まあ、よく考えれば一種の『シーフードカレー』だからある意味当たり前だったのかも知れないが。
むしろ、普段口にするシーフードカレーのイカとかよりも柔らかくてなかなか味わいもあるかも知れない。
最初、恐々で少ししか皿に盛っていなかったために、あっというまに平らげてしまった私はおかわりをすることに。
今度は安心して、タコてんこもりのカレーを堪能した。
それにしても・・・噛むとすーっと噛み切れるタコの柔らかさ。なんでだ??
これについて後日耳にしたのは、ちょっと詳細は違う部分があるかも知れないが・・・
いわゆる一般的に売られているタコっていうのは、例えば冷凍ものでもそうでないものでも店頭に並ぶ前に、いったん茹でられているものもあるそう。
いったん茹でた処理をしたタコを、もう一度煮込む形になれば硬くなるのは当たり前だそうだ。
そうじゃなくて、生のタコを冷凍したものだと煮込んでも柔らかいんだと・・・そう耳にした記憶が。
ただ・・・どうも単純にそれだけじゃないものもありそうでもあった感じも受けたりもしたけれど。
そういえば、この『タコカレー』っていうのは、礼文島では一般的な家庭料理のメニューだったりもするらしいです。
なんか、前にTVとかでも礼文島の家庭料理の1つとして紹介されていたのを見たこともあったような気もするし・・・
まあ、実を言うとタコっていわゆる『明石のタコ』が有名ではあるけれど、礼文島を始めとした宗谷地方もそれに負けない位のタコの名産地でもあったりするんですよね。
明石のタコは『マダコ』、宗谷を含めた北海道では『ミズダコ』という若干の種類の違いはあるのだけれど。
余談だけれど、北海道では『ミズダコ』のことを『マダコ』と呼んだりしてるので結構ややこしい・・・(笑)
この宗谷のタコを使った料理の中には、最近注目度が急上昇の一品とかもあったりもするんですが・・・
それはまた別の機会にて♪
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