【久種湖のわかさぎは今・・・】 〜礼文島ぐるめ日記シリーズ・その4〜
やはりG.Wの礼文にてのひとこま。
オーナー曰く
『今日は久種湖に行こうか・・・』
ん?久種湖で今度は何するんだろう??
『まぁ、行けば分かるさ!』
てな感じであんまり詳しい話もないまま、宿泊者一行は久種湖へと向かった。
久種湖へ着いた一行は、やはり昨日と同じ道場牧場の方へと・・・
そして、オーナーの後に着いていったら、彼は傍らに流れている小川で足を止める。
『今日はここだ・・・』
見ると、小川と言うにも小さすぎる流れ・・・
手を突っ込んでも手首くらいまでの深さ程度しかないような??
こんな小さな小川で何すんのさ??
『まあよく見てみろよ・・・』
そうオーナーに言われて、小川を目を凝らしてみる。
すると、その小川は一面銀色に輝く物体で占められていた。
なんだ??こいつ・・・魚みたいだけど・・・
『わかさぎだよ』
あぁ・・・そうだ、これわかさぎだよ。
揚げたりすると美味いやつだよ・・・
てことは??
『今日の晩飯はこいつだ!!』
え?俺達で捕るんですか?(爆)
ていうか何も持ってないんですけどねぇ。
『簡単だよ。手を出せば取れるって!』
そうですか・・・じゃあ・・・
私達は手をその小川に差し入れてせっせとわかさぎを取りにかかった。
確かに流れが浅いために、意外と簡単にわかさぎは取れちゃったりした。
ていうか、わかさぎの手掴みって生まれて初めての経験かも知れない。
大体、自分のイメージの中にあったわかさぎって奴は凍結した湖に穴をあけて糸を垂らし・・・って感じだったんで、手掴みで捕れたってのが意外というか新鮮というか・・・
そして今晩みんなで食すに充分な量を採って今日の漁(?!)は無事終わった。
実は私達がせっせとわかさぎ掴み(?!)してる間に、別の組も来てわかさぎ捕りに精を出していた。そちらはどうも島の子供達らしい。
で、彼らは網なんかも使って根こそぎって感じで捕りまくりでせっせと袋に詰めまくりの状態。
あんまりにも豪快なその捕りっぷりに、その子供達についつい声をかけてしまった。
『そんなわかさぎ捕ってどうすんの??』
すると子供達からは意外な返答が・・・
『ほかす!』
えぇっ!!ほかすって・・・いわゆる方言で『捨てる』って意味だよな??
そんなに捕って捨てるだけかいっ!!
『だって・・・うちら食わんもん』
まあ、海に囲まれた島だから魚介類に恵まれてるとはいえすごく勿体無い話!
要は、川魚は眼中にないってことかなぁ??
後に聞いた話によると、久種湖にいるわかさぎ・・・G.W頃になると産卵をするためにこの小川をのぼって行くんだと言う。
そんな訳ですので、卵をはらんだわかさぎなんていう貴重なモノを食えるなんてそうそうあるもんでなし。
その晩の食事にはわかさぎ尽くしを堪能させて頂きました。
ただ、心配事が少々。
先述の子供達の根こそぎ攻撃までかいくぐって行ったわかさぎたちはいたのだろうか??
私達はそんなえげつなくわかさぎ捕りしたつもりもなくって、結構上流に逃げてしまったわかさぎたちもいたので全滅までには至らなかったとは思うのだが・・・
でも、確実に昔に比べると川をのぼってくるわかさぎの姿は減ってきたって話も耳にした。
今でも久種湖のわかさぎたちは元気なのだろうか・・・?
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