【寄り道先で出逢ったものは…】

これは、先日に遠野へ出かけたときの出来事…
本来はTravel Notesのコーナーの【いわての旅 盛岡〜遠野編】に書き加えるべきお話なのだけれど、後から加筆するのもなんだなと思って別のお話としてこちらへと。

それは遠野の馬の里から早池峰へ向かう道の途中。
結構、日差しもあって暑くなってきたなぁ〜と思いっていたら、道と平行して川が流れているのを見かけた。
なんとなく…川にでも足を突っ込んで涼でもとりたいなと思いついて車を止めてみる。
川を見回していると、川の流れが道から分かれたダートのわき道に沿って流れているのを発見した私は、そのわき道へと車を走らせていった。

道は対面でのすれ違いが難しそうな道幅だったので、何か他の車が進入してくると困ることになるから車を止められないなあ…なんて考えながら、しばらく車を走らせているとちょうど車を置いても大丈夫そうな広さの場所が現れる。
それでも、道から川が離れちゃってると嫌だなと思ったらそれほど離れてるわけでもなさそう。
ということで、そこに駐車することに。

川面に目をやるとヤマメかイワナか?魚が泳いでいるのが見える。
こりゃ、釣りをする人とかは喜ぶんだろうなあとか思ったのだが、確かにその考えは正しかったよう。
周囲を見回したら、フライフィッシングの仕掛けが落ちているのを発見。ついでに空き缶やタバコの吸殻も見つけちゃって興ざめしたのだけれど… うーん…この程度じゃ大勢に影響はないんだろうけど、つもり積もればどうしようもなくなるのにな。
まあ、目にしちゃったのは仕方がない。
車に戻ってさきほど食ったおにぎりが入っていたコンビニの袋を取り出して、目に映ったものだけではあるけど拾っていった。

さて、再び川へと降りて靴を脱いで足でもつけてみよう。
水も綺麗でとても冷たくて気持ちがいい。
ちょうど川に足をつけて座るのに都合のよさそうな岩を見つけた私はしばらく水に足をつけながらひと心地。

しばらくそこでぼーっと過ごしていたら、川の対岸で『ガサガサ…』って音が聞こえた。
音のほうに目をやるとなにか影が…
なんじゃ??あれは??

その音の主はカモシカだった。
なーんかこっち見てるし…
まあ、とりあえずは脅かさんようにしとこ♪

川面にやってきたってことは水でも飲みにきたんだろうか?
相変わらずカモシカはこっちの方をちらちらと見ている。
でも、別に逃げ出す素振りも見せずに、悠然と葉っぱなんかをむしゃむしゃと食ってるし。
あ…また目が合ったし。

何だか知らないけど、私とカモシカがじーっと見つめあうという時間がしばらく流れる…
そして、だんだんとカモシカはこちらを見つめつつ距離をとっていった。
そうしているうちに『ぷいっ』と身を翻して急斜面を登って去っていってしまった。

やっぱ招かざる客だったのかな〜
どうも、ここは本来は私たちの来る場所じゃなかったらしい。 人のいる場所にカモシカが来たんじゃなくて、カモシカがいる場所に自分が来ちゃったということ。
最近はこういう自然の残る場所でぼーっとすることもなかったなあ…なんて思いつつ、私はその場所を立ち去っていったのだった。


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