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第3話 【明石のタコに続くモノ・・・神戸編】
翌朝起きたとき、やっぱ昨晩の酒がちょっと残っていたみたいで少しばかり気分が悪かった。
レイトチェックアウトであることを幸いに、ゆっくり朝食をとった後にも部屋で少しばかり横になっていたらだいぶ復活。
さて・・・帰る前にどうしようか?
やっぱり、先日友人が教えてくれた『蒸しアナゴ』を探しに明石まで足を伸ばしてみようか?
なんて考えてチェックアウトの準備をしようとしていたら携帯が鳴る。
一昨日に予定をキャンセルした友人からだった。
体調が昨日よりはよくなったし、折角だから昼間の間なら出られるかもって話。
無理しないで欲しかったけれど・・・どっちにしても今日はもう帰る日だから遅くまでは滞在するつもりもなかったのでじゃあ・・・ってことで待ち合わせて一緒に明石まで足を伸ばすことにしたのだった。
チェックアウトを済ませた私は友人と合流して明石へと向かった。
しかしまあ・・・考えてみたら神戸の街とかはよく足を運んだことはあったが明石まで行くのは初めてだったことに気付いた。
JRの明石駅に降りたった時に、友人が『魚の棚』へ行こうと言い出した。
魚の棚は鮮魚店などがずらっと並ぶ結構大きな商店街(??)だった。
話には聞いていたことはあったけれど、実際に目にするのは始めて。
とりあえずは、明石に着いたときには昼飯どきもちょっと過ぎていたくらいの時間だったので軽くなんか食うかってことになったのだが・・・
この間、友人からメールでもらった情報にあった『蒸しアナゴ』を食わせてくれる店ってどこだ??
メールの雰囲気じゃ、明石まで行けば食わせてくれる飲食店が結構あるのかな??なんて思っていたので、彼が食ったという店の名前とかが記されていなかったことはあまり気にとめていなかったのだが
こうやって現地に来てみると・・・どこにそんな店あるんだ??わかんないぞっ!!(爆)
わかんないもんは仕方がない。ってことで、やっぱ明石だから『明石焼』でも食うかってことに方針を変更して、いくつかあった明石焼の店の中の1つを選んでみた。
その店は、外にも人が並んで待っていたほどだったので人気があるのかな?なんて思ったけれど、店そのものもそんなに大きいわけではなかったようだ。
基本的に自分は並んでまでして待つってことが大嫌い。
ただ、今回は連れがいるので仕方がなく一緒に並んだけど。まあ、色々と話し込んでいるうちにそのうち順番もくるだろうからこういう時はなんとか我慢できるってのもあるかな?
さて、順番がやってきたようで店の中に入る。
メニューとしては、いわゆる定番の『明石焼』(タコ入り)以外に『アナゴ焼』ってのもあった。
おぉ!やっぱアナゴが今はタコに続く明石の定番になりつつあるのか??
てなことで、明石焼とアナゴ焼を1枚づつ頼んでみよう。
頼んだものがやってきたようだ。
なんていうんだっけ??寿司屋とかでも握った寿司を載せている下駄の鼻緒がないような感じの板・・・そんなものに乗って明石焼はやってきた。
2枚の板の色は違っているから、片方がタコで片方はアナゴなんだろうな。これが店を出るときにはちょっとした誤算を生み出したのだが、その時点では2人はそんなことはわからなかった。
とにかく食ってみよう!
1つをだし汁につけて口に放り込んでみる。アナゴの方だったみたい・・・
美味いです〜♪ 明石焼は別名『タマゴ焼』とか呼ばれてるくらいで、ふんわりとしたたまごの中に具が入ってる感じで普通のたこ焼きとはやっぱ違う。
ふにゃっとした食感が、表面がかりっと焼かれている普通のたこ焼きと違うので好きじゃない人は好きじゃないらしいが、個人的には好きだな・・・明石焼。
さて、もう1枚の板に乗っているほうにも手を出してみよう!
口に放り込むと・・・あれれ??なんだ??
さっきまで食べていたものと同じ味がするんですけど・・・
こっちもアナゴじゃんか!(爆)
タコはどこだ〜っ!!
もしかして、間違えてタコの方にもアナゴが混じっているのかも知れない・・・そうだ!そうに決まってるさっ!!わはは〜
なんて次のを口に放り込むとやっぱりアナゴ・・・。もう一つだっ!って放り込んでもやっぱ同じ・・・
連れのほうも気がついたららしい。店の人に言おうか?って言ったが、ここまで食ってしまってからじゃあなぁ〜
『まあ、いいよ!俺はアナゴ大好物だし』ってことで、別にお互いアナゴだけでも構わないってことを確認しあって店に言うのはやめた・・・
う〜ん・・・実はおいらってかなりの小心者??(笑)
さてさて、1枚には12個ほど乗っていたので、都合24個全てがアナゴ焼ってことで全てを平らげると結構満腹感がある。
それでお勘定の段階になった、するとやはり前述のように板の色で値段をはじいてるらしく、タコ+アナゴの値段となった。
実はアナゴの方が若干高い。実際にはアナゴ×2だったから差額が出る。
金銭的にはちょっとだけ得をしたのかな?もっとも100円か200円程度のものだが・・・
う〜ん・・・得したのか損したのかよくわからないかも。ちょっと複雑な気分で私達は店をあとにしたのだった。
店を出て、魚の棚の通りを再び歩いてみた。
場所柄でしょうか?やっぱり瀬戸内の海産物がメインのようではあるのだが、中にはどう見ても違うぞ!ってのも混じっていたり。
連れのほうはというと、家の人に明石に行くなら適当に見繕って何かを買ってきてくれと言われていた様で、足を止めては何を買おうか迷ってる様子。
店の人も一生懸命売り込もうとしてる。隣にいる私にまで店のオバちゃんとかは声をかけてくるし・・・
『にいちゃんどこからきたのっ!』(口調は『どこからきたの?』って疑問符が付いていない感じに聞こえた)
『え?地元じゃないよ〜』
『わかってるよっ!お土産になんか買って帰りなよっ!』
あ。一応、明石の方々の名誉のためにひとこと・・・
まあ・・・ぼそっと喋る魚屋ってのはいないので当然の光景ではあるのだけれど・・・(笑)
その後も、そのオバちゃんの売り込み攻勢は激しかった・・・
連れはそれに負けたのどうか分からないが、ブリのカマをご購入。
ブリって・・・瀬戸内のものか??北陸ってイメージが・・・でも全国どこでもって話もある。最近は養殖モノがメインだし。
まあどっちでもいい話だけど。どっちにしても大きさと見た目考えると安かったことは確かだったし。
しかし、オバちゃんの攻勢はなおも続いた・・・
店の最前列に置いてあった生牡蠣を半額にするよ!ってさ。
連れは考えた挙句にこれも購入した。これも広島の養殖モノじゃん!(笑)
でも安いか・・・
なーんか・・・自分も何かって考えたが、まさかタコは買ってはいけないだろう・・・(爆)
鯛は高いし・・・カニも売っていて相場を考えると安かったが、新幹線で帰ることを考えるとちょっと気がひける。
道中の荷物が増えるのが好きじゃないんです。あとは帰るだけだとはいえ・・・ね。
結局は、色々と考えた挙句に何故か子持ちガレイの一夜干しを買った私だった。あんまかさばらないし、なんとなく美味そうだったし・・・
行くときには予想だにしなかった『買い物ツアー』を終えると、時は夕方近く。
軽く夕食をとってから帰ろうかなってことで、特に何も考えずに近くにあった料理屋に入ってみた。
もしかしたら・・・ここで『蒸しアナゴ』が食えるかもって思って、店の人にあるか聞いてみたらないと言う。ガッカリ・・・
てなわけで仕方なく、蒸しではなくて焼きアナゴを頼んで軽く飲んだりとかしていた。
昨晩はフグづくしで、今日はアナゴづくしですか・・・普段の生活じゃありえないことだな(笑)
結局は、お目当ての『蒸しアナゴ』にはめぐりあえなかったのだけれど、やっぱ美味いよねぇ〜アナゴは♪
『蒸しアナゴ』くんは、また次の機会のお楽しみに取っておくことにしよう。
さて、明石から再び梅田まで戻ってきて友人と別れた私は新幹線で家路へと向かった。
家に帰った私は、魚の棚で購入した子持ちガレイを早速あぶって一杯。美味かったですよん。
でも、飲んでる酒を見て考える・・・神戸っちゅーたら灘の酒やんかっ!忘れてましたわ・・・(爆)
あと、今回の話・・・正確には『神戸編』ではないですよね。題名に三都物語なんてつけてしまった都合上そうなってはいるけれど・・・
ちなみに『蒸しアナゴ』・・・ネットで検索して調べてみたら幾つも店が出てきました。
最初っから、自分で調べればよかったっす!!(苦笑)
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