■ぷらっと三都物語??

 
  第1話
ムーンライトながら
〜京都編〜

(2001.6.27up)
  第2話
突然のふぐづくし・・・
〜大阪編〜

(2001.6.28up)
  第3話
明石のタコに続くもの・・・
〜神戸編〜

(2001.6.28up)
第2話 【突然のふぐづくし…大阪編】

携帯のディスプレーを見ると、明日会う予定になっている友人からだった。
なんだろうと思いつつ、私は電話を取った。

すると、どうも風邪をひいていて体調がよくなくて熱もあるから明日の約束はちょっと無理だというお話だった。
あらら〜でも仕方ないね・・・それは。
悪い体調をおしてまで自分に付き合う必要もないんだし。
とにかく身体治してねってことを言ったら、もしかしたら明後日は体調よかったら会えるかもしれないから電話するからと言う。
まあ、確かにそうそうちょくちょく会えるってものでもないし・・・それは相手も思っていたらしい。今回会うのも2、3年振りだし・・・
会えれば嬉しいんだけれど無理はするなよ〜ってことで話は終った。

さて・・・どうしよう??突如スケジュールが白紙に戻ってしまった。
明日は大阪に宿を構えてあるしなあ。

思案に暮れていた私はふと気付いた。今回はメールで連絡できる相手にしか行くって話をしていなかったんだ!
まだ連絡していない相手がいるわ・・・
てなわけで、急遽とある友人に電話をしてみた。
考えてみるとぶしつけに電話をかけて、『今、関西に来てるんだけれど明日会えるか?』っていうのも無茶な話。
近所の友人じゃないんだから・・・

でも、その相手は昔っからそんな感じで突然連絡とって遊んでいたので、お互いそんなに気にするようなものでもないのだけれど。
まだ、前日に連絡入れるだけましだ。当日の夕方に『これから会えるか?』ってやったこともある・・・(笑)

電話が繋がった。
相手は私だと確認すると開口一番
『なんや!今大阪か??』
やっぱ分かってるよ・・・こいつ!(笑)

今は京都だけれど、明日大阪にいる予定なんだと話をしたら明日は仕事だが終ったら遊べるぞって話。
いつもだと難波あたりまでは奴も出てきてくれるのだが、今回は遠出したくないから地元まで来てくれればという条件つきだったが。
彼の住んでいるところは近鉄東大阪線のとある駅の近辺。
大阪っていっても・・・生駒山の麓で限りなく奈良県に近い。ちょっと遠いけど彼に会うのも久しぶりだったし承知してそこまで行くことにした。

翌日、京都から大阪に着いた私は今晩の宿にチェックインして少しゆっくりして、夕方になると東大阪のとある場所へと向かった。
駅に着いたら既に彼はいて、そのまますたすた歩く彼に付いていくとそこは寿司屋だった。
佇まいは普通の寿司屋。回転じゃない・・・(笑)
店の中には値段表が無いし・・・大丈夫なのか??ちと不安。
結局は彼はその店では顔なじみらしいようなので、ぼったくられる事もないだろうと少し度胸を決めたけど・・・

彼曰く・・・
『今日は東京から連れきてるからふぐを適当に見積もってや!任せるわ大将!』

ふ・・・ふぐですかぁ??
まあ、大阪は東京に比べれば格安でふぐを食わせてくれはするけどさ。

板前さんは手際よくふぐを捌いて、刺身やら白焼きやら出てくる出てくる・・・
またたく間にカウンターに品物が並ぶ
美味そうだけれど・・・ちょっと財布が心配だ。本当に大丈夫なのか??
まあよい!出てきたものは平らげるのが作ってくれた人に対する礼儀だし!

そのうち、ふぐの白子とかまで出てきた。これって珍味というか・・・個人的にはあまり好きではないのだけれど(苦笑)
そして・・・ふぐのひれ酒。
完璧にふぐづくしですな。無いのは鍋くらいだ・・・

その後、板前さんが今日は特別入ったものがあるんですけどって言う。
何かと聞いたらシャコだという。こっちじゃあまり食わないけど関東では結構出るんですってねぇ・・・なんて言う。
でも断ったが・・・やっぱこれもあまり好きじゃないから(苦笑)

気がつくと酒も進んで1升空いてしまった・・・
酔っ払った自分には財布の状態なんて既に忘れてしまっていた。
さあ、おあいそ!ってときになって、一瞬大丈夫か??って思ったものの、会計額は意外とリーズナブルだった。
まあ、安くはなかったけれど食ったものと飲んだ量を考えれば破格かも知れん。

きっと・・・彼の顔でまけてくれたんだろうな。
いちげんさんで行ったらこの値段にはならなかっただろう・・・

店を出たあと、彼がゆっくりしていって泊まっていけよって言ってくれたのだが、残念ながら宿は既に取ってあるからってことで、ここで別れて宿へと戻ることにした。
帰りの電車の中ではかなり酔っていたけれど、気をつけて乗り過ごして変なとこまで行かないように気をつけないと・・・
見知らぬ町でぽつんと取り残されちゃかなわない(笑)

さてさて、無事に宿まで戻ってこれた。
私は気が抜けたのか、そのまま倒れこむように眠りについてしまったらしい。

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