| 【和歌山−礼文24時間・・・】 この話は残念ながら自分が体験した話ではありません・・・ 『やれ!』と言われても辞退しますが(笑) 相変わらずながら、礼文島でぼーっとした日々を送っていたある日のことでした。 そこでは、これまで短い時間ながら一緒に過ごしてきたお客さんが去っていき、それを見送った後に入れ替わるように、また新しいお客さんがやってきたりとかいう毎日。 そんな中でいつものようにまたお客さんが到着したのだった。 基本的には島へは稚内までの経路はJRだったりバスだったり・・・飛行機の人もあれば車やバイクの人もいたりする。 でも、よっぽどの長居をする覚悟がある人でもない限りは島まで車やバイクを持ち込む人はいない。 それは礼文までのフェリーでの航送料金がべらぼーに高いってのが最大の理由。 正直言うと、1週間以内の滞在なら稚内に預けておいたほうが全然お得なのである。 まあ、近年はRORO船って自動車専用の船が就航しているのでその限りではない部分もあるにはあるが、それでも短期の滞在なら置いて人だけ島へ渡ったほうが金銭的には安くあがる事は確か。 それでもやはり車やバイクを持ち込む人はそれなりにいたりするもので・・・ よっぽど『バイクや車とひとときも離れたくないっ!』って人なんでしょうか?? まあ、そんな金銭的なことを知らずに持ってきてしまうというか、島の中でも足がないと駄目だと思い込んできている人もいるみたいですが・・・ あったほうが便利ではあることも確かっちゃあ確かだけれどね・・・無いよりは自由ではある。 話は戻って、ある日に一台のバイクが宿までやってきた。 メットを取った顔には見覚えがあった。 その当時、毎年のように島へと足を運んでいた私だったが、昨年も同時期に顔を合わせた男の人だったのだ。 ひさしぶり〜なんて会話を交わしたのだが、どうも彼の顔がどす黒い。 どうしたん??体調でも悪いのかな?? 聞くと、彼は前日の朝に住んでいる和歌山をバイクで出てから、ひたすら走りつづけてこの島までたどり着いたのだという。 え?前の日の朝・・・ てぇことは、和歌山からここまで24時間ほどで走り抜けてきたってことかい?? 彼はそうだと言う。 待てよ??和歌山からってことはそのルートってどういう経路なんだ? 彼いわく・・・北陸自動車道から日本海側のルートを通って、青森−函館のフェリーに乗ってあとはひたすら北上したという。 近畿圏内の道路事情はよくわかんない。まあ適当に高速とかもあるんだろう・・・ そして北陸自動車道もいいでしょう。あそこはいつもガラガラですから(笑) でも、新潟あたりから先って一般道だよねぇ。まあ、新潟県内とかは結構道路事情もいいけどそこから先って結構きつくないか?? しかし、彼が言うにはそこも一気に突っ走ってきたんだという。 途中は青森からのフェリーと礼文行きのフェリーでで少し寝たがあとはひたすら走っていたと・・・ 和歌山から日本海側のルートで稚内まで、どの程度の距離があるかの詳細はわからない。 でも、千数百キロ以上は充分にはあるはず。 巡航速度ってどのくらいだ?? 『う〜ん・・・170Kmくらいとちゃうか??』(爆!) まあ、飛ばせるところとそうでないところもあるから・・・ 飛ばせたところでの速度は平均でそのくらいだったってことらしい。 そりゃあ・・・顔色がそんなのも分かるわ(笑) 彼が言うには、休暇が4日か5日か・・・その程度しか取れなかったけれど礼文に行きたかったという。 普通ならそこで飛行機とかで行くことを考えるのだろうが、彼は『バイク命!』って輩である。 てなことからのチャレンジだったようだ。 無謀なチャレンジである・・・ていうかよく捕まらなかったもんだとも思った。 そして、彼はこの島で2泊ほどほとんど眠っていたような日々を過ごして島を去っていった。 帰りはどうするの?と私が聞いたら、 『帰りは小樽−舞鶴のフェリーで帰るわ。もうやりたない!あんなの・・・(笑)』 そりゃそーでしょうよ。 自分はチャレンジしたくないっていうか、出来ないです・・・そんなこと(笑) ただ、そこまでしても行きたい!って思わせる『なにか』がこの島にはあったんだろうと・・・それだけは自分にも分かるような気がした。 でも、自分はやっぱそこまではしないです(笑) [ 戻る ] |