|
【あの感動を再び??〜24時間コースPart.2(前編)】 なんだかんだと…生まれて始めて一度に山あり谷あり岩場ありetc…の72kmの道のりを一昼夜かけて歩きとおした私だが、到着したその晩は夕食も取らず死んだように眠ってしまっていた。 この時…この宿ではあまりに客が多かったために宿泊用の部屋の他にもミーティングルームとして漁師用の番屋があって、そこにあぶれた人達が集って寝泊りをしていた。 その名も上手くつけたもんだと思うが『ブラックホール』という。 まぁ、宿そのものが部屋の名前に『カシオペア』とか星の名前をつけていたその延長線上なんだろうが、いい得て妙。 人を吸い込んではなかなか吐き出さないといった感じで一癖ありそうな連中がゴロゴロしていた。 でも、その場所の主みたいな素振りは見せずに(残念ながらその手の宿にはそういう輩に出会うことが皆無ではなかった)新しく入ってきた人に対しても素直に受け入れる感じで不思議とグループが出来あがってきていた。 それはいわゆる普通のお客さん(そういういい方も変なのだけれど…)とは違って、日がなぼーっと過ごしていたと思ったら、いきなりバーベキューを始めたり。島の中でも美味いと言われている食堂とかに徒党を組んで食いに行ったり… そんなのんびりとした日々を過ごしていた頃に、また『あの話』が出てしまったのである。 誰が言い出したんだっけか…あ!思い出した。それはとある関西方面から来ていた保母さん達が『24時間コース歩きたい…』とか言い始めたのだった。 でも、女性2人で夜中から歩き始めるのはそれほど治安が悪いとは言えないこの島でも何かあったらやっぱり出した宿の責任になる。 誰かエスコートする男はいないのか??って話になった時…何故か私に視線が注がれた! お・・・俺かい??またかい??をいをい〜 そして、ブラックホール組で何故か一緒につるむことの多くなった通称『池ちゃん』という男と二人で保母さん2人組をエスコートして24時間コースを再び歩くことになったのである。 その池ちゃんという男もかなり妙な男だった。最初出会ったときは外見がはっきり言ってヤザといわれてもおかしくない風貌で体型もがっしりしていたから、正直言って怖かった。 でも、話してみると穏やかな関西弁でトーンも高くて外見とは全く違うし、話せば話すほど自分と気が合うというか同じような考え方を持っていることに気づいたときには一緒につるむことが多くなったのだった。 とにかく…また歩くことになったようだ。それはまだ前の24時間コースを歩いてから1週間程度しか経っていない状態だったけれど。 まだ、そのとき一緒に歩いたメンバーの大半がその宿には残っていて、あきれた顔で私のことを見る。 まぁ…体力的には問題ないし…成り行き上仕方ないよね!って自分を慰める。 もっとも…24時間コースなんてバカなことをするときって大体が成り行きなんだけれど(笑) さてさて…そうして男女2人ずつのパーティーで歩くことになったが、一体どういうことが待ちうけているんだろうか?? 正直言ってこの24時間コースは過酷だった… 終わった後に色々と考えさせられるものもあったので、その後の24時間コースを歩く事について注意すべき点が追加されたほどのある意味危険なトライだった… 一体、どんなことがあったんだって?? それは以下次号をご期待… [ 次へ ] |