第1話
8時間コースなんか
目じゃない!

(1999.12.11up)
  第2話
ただひたすらと・・・
(1999.12.14up)
  第3話
感動のゴールへ・・・
(1999.12.14up)
【感動のゴールへ…〜24時間コースへ…Part.1(後編)〜】

さて、なんだかんだとすでに12時間近い時間が経ってしまっていた…
今、自分たちは延々と続く岩場を歩きつづけていた。
この岩場…どこまでも続く…嫌になるくらい(苦笑)

この岩場は8時間コースでいうなら、ラストの部分にあたる。
彼らも辛いんだろうね〜 でも、うちらはここまで30km以上寝ずに歩いた上でこの岩場を歩いてるんだぜ!あほだよなぁ〜自分たち(笑)
何が私たちをこの行動に駆り立てたのだろうか??
何でこんな思いしながら歩いてるんだろうねぇ…とか思っちゃってるんだろう。みんな…
私たちはかなり口数が少なくなっていた。大丈夫??って目線で送るのが精一杯…

この面子ではますたぁは2度目だから楽勝って感じ。ダンくんは若さか??りりちゃんは学生時代にワンゲルに所属してたらしく、まぁダメージは少なそう。
一番きつそうなのがクミちゃんだった…岩場では少しづつ遅れをとりそうになる。

みんなで励ましながら岩場を無事通過し今度は砂走り…8時間とは逆のルートだからさしづめ『砂登り』にでもなるのだろうか??斜度45度近い砂の斜面を登って行く…
やっとの思いで登りきった時…すごい光景が待っていた!
360度近いパノラマで海が広がる…水平線が丸い。本当に地球が丸いって改めて気づく瞬間。

ここでまたしばらく休憩した後に、今度は林間コースへ。
この島…バラエティに富んでいるよなぁ〜
この頃になると正規の8時間コースを歩いてくる連中とすれ違い始める。
挨拶を交わして行く度、島を1周しているんだという事に対して一様にみんな驚くものだった。

なんとなくこの林間コースは歩いていて気分転換になった。足の具合も復活してきたように思える。
林を抜ける頃には丘のコース。そこから降りると西上泊って集落に到着する。
ここには毎回島に来るたびに顔を出す木彫りのアトリエがある。
ここの主人もすごくいい人で…私たちのことを気に入ってくれていて、適当に休憩させてくれた。
なんとなくここまでくるとほっとできる…このアトリエも自分にとってはほっとできる空間の1つだし…

残りは8時間コースの途中の4時間コースとスコトン岬から宿までの道のりを残すのみ!
でも、この4時間コースには『ゴロタ岬』って最後と思える難関が待っているのだが…

さて、アトリエの主人にもお礼を言って再スタート。
4時間コースの逆行である。穴あき貝の採れる砂浜を歩いたところでゴロタ岬へと登って行く。
正規の4時間コースだと、さっと登っちゃってあとは下るだけなんだけど、逆行だと延々と登っていかないといけない…行けども行けども岬に着かないのである。

何とか到着した時には、かなりこたえていた…
ここも360度のパノラマが広がる名所なのだけれど…あまり景色を楽しむ余裕は連中には無かった。ちょっとの休憩ですぐ岬を降りて、最後スコトン岬を経由して宿までの道のりはまた舗装道である。

『日本最北限』という奇妙なコピーのスコトン岬(測量が十分でなかった頃。『日本最北端』をうたっていたのだが、後に宗谷岬の方が北だと分かっての『最北限』だそうだ)で休憩した後にラストの8km!

この道のりはちょうど湾の形になっているので、実はゴールとなる宿は見えている。
見えていてもまっすぐには進めないので、ちょっとした焦燥感を味わうことになる。
それでも、重くなった足を少しづつでも前に進めればゴールに近づくことになる…ただひたすら歩くのみ!

この辺になると、車やバイクで来ている人たちが激励にやってきてくれる。また、その人たちが宿に報告してゴール到着の時間を予測するのである。
すでに日は暮れていた…真っ暗な道をひたすら歩く…あそこにゴールはあるのになんだか湾沿いに歩くと遠のいて行ってる錯覚に陥るときがある。

あ!宿の車がきた。最後の激励である。コーヒーの中にブランデーを入れたブランデーコーヒーを飲ませて貰った。身体が温まってくる…ちょっと疲れが酔いで忘れられたか??(笑)

『あと少しだから頑張れ!』

そんな言葉を胸に自分たちは再び歩き始める…
だんだん見知った街が見えてきた。いつも昼飯とか食ってる船泊の街だ。
ここからはあとは10数分でゴールだ!

道の先に明かりが見える。みんな車もバイクもライトを着けてゴールを照らしてくれているのだった。
こうして…5人は並んでゴールテープを切ったのだった…おつかれさま〜

ゴール後は宿の計らいでビールでみんなで乾杯♪
ちょっとプロ野球かなんかの優勝の祝勝会みたいにビールかけとかしたかったけれど、勿体無いからやめた(笑)
あとで洗濯にも困るしね…(苦笑)

とりあえず…人間の足って何とかなっちゃうもんだね。70数km山あり岩場ありetc…の道のりを歩ききってしまうんだから。
ひとつ思えること…この24時間を歩ききった後に元気なのは女性のほうが多かったということ。
やっぱ女性のほうが持久力に秀でているのかなぁ…

本当に一緒に歩いたメンバーおつかれさまでした…

まずはともかく…“
最初の”24時間コース踏破は無事完了したのでありました。

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