|
【愛とロマンの(?!)8時間コース】
私が訪れた北海道の各地の中でもお気に入りの場所となってしまった礼文島・・・
観光ガイドによれば、『花の浮島礼文島』とか『愛とロマンの8時間コース』なんて言葉が目に付く。
この島はカニの鋏の様な縦長の島で、東海岸側は道路もそこそこ整備されているが、西海岸側は全く整備されておらず、車の類は入れず歩いていく事だけが唯一の手段だったりする。
従って、ツアー等でバスで廻るとなれば車の入れる東海岸側だけの風景しか見る事が出来ない。
まあ、それはそれで綺麗なのだけれど・・・
本当に綺麗なところは足でしか見る事が出来ないという所がこの島の“ミソ”になっている。
その西海岸側を縦走する『8時間コース』というのが、この島を知る人の間ではかなり知られた存在である。
元々はこの島にある『桃岩荘ユースホステル』が考えたものらしく、島の最北端のスコトン岬から延々と
歩いて、島の南の方にある元地海岸(別名メノウ浜・・・メノウが採れるからだそうだ)へと歩くコースなのだが、このルートが決められた理由は簡単♪そのまま先に歩いていけば桃岩荘にたどりつけるから・・・
だから、このユースの宿泊客は始発のバスでスコトン岬に向かい、そこから8時間コースを歩いて桃岩荘へと戻って来る事が、シーズン中はかなりの人数が毎日のように行われている。
ところで・・・先ほどのキャッチフレーズ『愛とロマンの8時間コース』であるが、この名前が付けられた理由というのは、スコトン岬から延々歩いていくと『砂走り』と呼ばれるかなり急な砂の斜面を降りていかないといけないのである。
この場所・・・上からの景色は抜群であるが下を見ると斜面はほとんど断崖絶壁の様相。
そんな感じの所だから、男女がペアで歩いていた時にこの場所に来て、
♀ 『恐ぁ〜い♪こんなんとこ降りられなぁ〜い(はぁと)』
♂ 『大丈夫だよ。さぁ!僕に捕まりなよ♪』
なぁ〜て事があって、カップルが成立して結婚にまで至った方々まで現れたというお話があって、『愛とロマンの8時間コース』なんて呼び名が生まれたらしい・・・
どーも自分にとっては眉唾臭いのだけれど・・・(笑)
実際にそういうやり取りは私は見たことはない!(爆)
もっとも、実は私はこの『8時間コース』ってのを正規な形で歩いたことがないからっていうのもあるのだが・・・(爆)
何故かって言うと、私がこの礼文島で常宿としている所は島の北側にあり、元地海岸がゴールだとわざわざ迎えに来て貰わないと宿に戻れないから・・・
そんな事もあり、その宿では『逆8時間コース』という、元地海岸からスコトン岬へと歩くコースが定番となっている。
その場合、『砂走り』は逆送するので『砂上り』になってしまう・・・
これじゃ『恐ぁ〜い♪』っていうより、『しんどぉ〜い・・・』だけだから・・・(笑)
でも、かつて仕方なく『逆8時間コース』ってのを歩く羽目になった事があった。
自分としてはわざわざ歩くところではないと思っていたし、他にももっといいコースがあるのだけれど、その宿の泊まり客で歩きたいって人が何人かいたので、その頃、私はもう何年もその島を訪れていて、歩けるところはほとんど歩いてしまっていたから・・・8時間コースは何だかんだと30km以上は歩かなきゃいけない道のりなので万一を考えて“ガイド”として歩く事になったのである。・・・(苦笑)
これは失敗であった・・・歩かなきゃよかったと後で後悔したけどもう遅い。
メンバーは当初女性5名に男が私1名という『ハーレム・ツアー』であったのだが、それは荷が重いので当時連泊していた高校生の男の子も連れて7人で出かけたのだが、何故かこの男の子がすねてばっか・・・
まぁ、高校生だから周りの女性はみんな年上だからからかわれていた感じだったのだろうが、うまく甘えちゃえばいいものを、なまじ大人振ろうとするから・・・(^^ゞ
何か雰囲気悪くなってしまったのであった・・・
そうでなくとも、私自身が勝手知ったる感じだったので景色の良いとこでゆっくりしていたら時間がおして最後は走る羽目になっちゃったし・・・でも、そのお陰で間に合いはしたのだけれど(笑)
結論・・・『8時間コースは景色を楽しむためでなくひたすら歩く為のものである』
本当の姿は『汗と涙の8時間コース』とかいう人もいたが、そんな感じの方が合ってるかも・・・
でも・・・この8時間コースで本当に結婚しちゃったカップルも知り合いで出来ちゃったんだよな・・・後日。
やっぱ・・・人には向き不向きってものがあるんでしょうかね??(爆)
[ 戻る ]
|