【究極のバックパッカー(?!)】

旅に出る時、私はバッグに詰める荷物の事でいつも頭を悩ます事が多い・・・
それは初めて旅に出た頃から現在までほとんど変わる事はない。

基本的には何日分かの着替え・・・洗面用具類・・・が最低限あれば充分。
それに『旅のお供』の類が加わる訳だけど、気ままな鉄道旅行なら時刻表は必携だろうな。
あとはよく聴くカセットやCDの類、カメラ・・・あとは列車の中で読む本位か。
それからあとは、旅先でふといい所を見つけた時にコーヒーでも沸かすかって事でコンパクトなストーブとコッフェルの類が加わったりしたけど。

たったそれだけを詰め込むのに結構悩んでしまう事が多いのである・・・
どの大きさのバッグに入れていくのか。小さすぎればパンパンだし、大きすぎればスカスカ・・・
それに加えて何かしら入れ忘れる癖もあったりして、旅先で『あ!入れ忘れてる!』って気付く事がしばしば。

ウォークマンは入れたのだけど聴くカセットが無い・・・
洗面用具を入れ忘れた・・・
写真撮るのに三脚は入れたのに、フィルムも入れたのにカメラ本体を入れ忘れた(爆) etc・・・

何でなんだろう?って考えたら、前々から旅に出る事自体は決めてるのだけれど、旅の支度はいつも直前にやるからというのが原因らしい。
いつもその時に慌てて支度するから、何かを入れ忘れるのだ・・・

これは前々から準備するよりもその気になった時にやったほうが気分が盛り上がるから・・・なんて言い訳してるのだけれど。

でも、持ち運べる荷物は利用する交通手段でかなり変わって来るもの。
車で旅に出るのであれば、かなり『ここまではいらんかなぁ・・・?』ってな物まで入れてしまっても何とかなっちゃうし、バイクの場合はパッキングをよく考えないといけないものの、列車で動く時よりは詰めるから気が楽な部分もある。(でも、このパッキングは一苦労の作業であるが・・・)

ただ、私の場合は列車での移動が主だからやっぱり頭を悩ますもの。
なるべく装備は軽くしたい反面、それほど要らないと思われる物でも無いとなると気分が悪い・・・
まぁ・・・男だから無きゃ無いで何とかなるのだけれどね〜

そんな風に思えるようになったのは、とある旅先で出会った人を見てから・・・
何か妙に軽装の人が私に話し掛けてきたので、地元とは言わなくても近場からの旅行者なのかな?ってその人を見て思っていました。
なんせ、背中にデイバック1つ、それも中身はスカスカって感じ・・・

でも、会話が進んでいくうちにかなり遠くからやってきている事が分かった。
しかももうその格好で旅して2週間の月日が流れているって・・・

ちょっと驚いた私は中に何が入っているのかを聞いてみた。

『Tシャツと下着はワンセット。あとは洗面用具がちょっとだけかな・・・』
『それで何とかなっちゃうものなの??』
『うん!でも宿に着いたらまずは洗濯だよね〜わはは!』

・・・・・ちょっと言葉が出なかった。
その相手は女性だったし・・・(爆)
でも、女性でそこまで装備を割り切って旅が出来るものなのか??

『でも、何にも無い方が気楽だよ♪必要だと思えば何処かで買えるじゃない』

そりゃそーだ・・・確かに。
彼女はその装備で今後もあと1ヶ月以上旅していくのだという・・・
何かあれやこれやと持っていくものを悩んで旅に出ている自分としては異質の世界だな。
でも、そういう何も無い状態で旅に出るのも良いのかもしれない・・・なんて私も思ってしまった。
そこで彼女に一言・・・

『それって・・・究極のバックパッカーだね!』

彼女曰く、

『わはは!そーかもねぇ・・・サンキュー♪』

別に誉めた訳ではなかったのだけど・・・(苦笑)

その彼女と出会ってから、若干憑き物が取れた感じがして自分が旅に出る時もなるたけ装備は削ってしまうようになった。
国内の旅ならちょっとしたものなら手に入るから大した事では無いっちゃ大した事ではない。
特に、何ヶ月かに渡る長旅の時には季節が変わってしまうから、服なんかはかえって現地で手に入れた方が気楽な時もあるし・・・

お陰で旅から帰った時には旅に出た時と中に入ってる服がほとんど入れ替わっていた時もあったけれど・・・(笑)

しかし、旅の直前に準備をする私の癖は相変わらずで、物が少ないにもかかわらずあたふたとした旅支度を続けている・・・(爆)


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